Watermark ID は、エンタープライズアカウントでのみアドオン購入として利用できます。詳しくは、アカウントマネージャーにお問い合わせください。静的な透かしについて詳しくは、こちらを参照してください。

Watermark ID（WMID）は、エンタープライズユーザーにビデオを安全に再生できる動的なオプションを提供します。共有リンク内でこの機能が有効になっている場合、視聴者が再生を押すと、Frame.io は各フレームで個人識別情報を使用してビデオのリアルタイムのオンデマンドトランスコードを行います。視聴者の名前、メール、IP アドレス、日付または独自のカスタムテキストを表示して、コンテンツをオリジナルの視聴者まで追跡できるようにします。

標準のテンプレートに加え、共有や内部での再生用に独自の透かしを作成するオプションもあります。

カスタマイズするには、初期テンプレートを選択し、「Create a new Template」をクリックしてテンプレートエディタを開きます。テキストフィールドをフレームの任意の場所にドラッグ＆ドロップし、テキストサイズ、カラー、さらにはテキストスクロールでスタイルを設定して、セキュリティで保護されたコンテンツをさらに漏洩しにくくします。「Save changes」をクリックして、カスタムテンプレートを保存します。これで、アカウントのチームメンバー全員がこのテンプレートを使用できるようになりました。

レビューとプレゼンテーションのリンク以外にも、アカウント全体に WMID を表示する方法があります。WMID はアカウント全体に適用することができるので、チームメンバーや共同作業者のアセットのセキュリティを確保できます。これを適用するには、「Settings」に移動し、「Account Settings」タブを選択します。「Watermark ID」というタイトルのセクションで 、「Require Watermark ID internally on all assets viewed within the account」の切り替えを選択します。アカウントメンバーに使用させる透かしは、以下の「Watermark templates」セクションで選択できます。これで、アカウントのすべてのユーザーのすべてのアセットに透かしが表示されるようになりました。

その他のオプションには、デフォルトですべての共有アセットに透かしを自動的に適用する「Require Watermark ID externally on all share links」があります。「Allow users to make modifications to watermark templates when sharing」オプションを使用すると、ユーザーは表示しているアセット上で透かしのテキストを別の位置に移したり、テキストスタイルを変更したりできます。透かし自体の内容を変更することはできません。このオプションは、透かしの位置が原因でユーザーがアセットをはっきりと見ることができない場合に最適です。

Q：ID フィールドがリアルタイムでトランスコードされるとのことですが、5 時間のビデオでも同じですか。それとももっと時間がかかりますか？

A：Watermark ID は、長編のコンテンツであっても、驚くほど高速で再生用にトランスコードされます。

Q: 名前とメールのテキストフィールドを使用したテンプレートを作成しましたが、共有に生成されていません。なぜでしょうか。

A：現時点では、Watermark ID 共有は、「Invite Only」の共有として設定している場合にのみ、名前とメールアドレスを追跡します。現在、公開されている共有はこれを追跡していません。

Q：WMID や静的な透かし機能では、レイヤーテキストもダウンロードしたビデオに書き込まれますか？

A： WMID はビデオストリームに書き込まれます。このコンテンツが有効な場合、ダウンロードするオプションはありません。静的な透かしの場合、アップロードされた元のファイルには透かしが入りませんが、そのファイルに関連付けられたプロキシには透かしが入ります。静的な透かしを有効にして、オリジナルとプロキシの両方をダウンロードできます。

Q：ユーザーは、透かしを変更して、完全表示から非表示にできる可能性がありますか？

A：いいえ。透かしテキストは、ユーザーに明確に表示される「セーフゾーン」内でのみ移動できます。これにより、どこに配置してもテキスト全体が表示され、非表示になったり、一部が見えなくなったりすることはありません。