Teradek Serv 4K は、SDI、H.264/HEVC ビデオエンコーダーです。カメラからのビデオ信号を 1080p または 2160p プロキシ形式でエンコードして、Frame.io C2C プロジェクトにクリップを自動的にアップロードできます。Serv 4K は、10 ビットの Rec.2020 HDR 録画もサポートしています。
このガイドを使用すると、Frame.io が推奨する設定で Teradek Serv 4K を C2C 用にすばやく設定できます。
用意するもの
カメラごとに 1 つの Teradek Serv 4K
Serv 4K にインストールされた Teradek の最新のファームウェア
SDI レコードトリガーが有効になっている C2C 互換カメラシステム
ExFAT としてフォーマットされた SD カード(クラス 6 以上)
SDI ケーブル
インターネットアクセスができるローカルネットワーク
Frame.io または Frame.io iOS アプリへのアクセス権
iOS または Android 版 Teradek Serv アプリへのアクセス
C2C 接続統合が有効になっている Frame.io プロジェクト
プロジェクトにデバイスを追加する権限を持つ Frame.io アカウント
設定
ここから、基本的な推奨設定について説明します。これらの設定は、必要なワークフローに基づいて調整できますが、ここに示す設定から始めることをお勧めします。このガイドでは、10 ビット SDR HEVC 用に Serv 4K を設定します。
Power Serv 4K を電源に接続し、電源スイッチをオン(|)の位置に移動します。SDI ケーブルの一方の端をカメラの SDI 出力ポート、もう一方の端を Serv 4K の SDI 入力ポートに接続します。
次に、Serv 4K をインターネットに接続されたネットワークに接続して、デバイスを Frame.io に接続する必要があります。まず、Serv 4K がアクセスポイントモードになっていることを確認します。WiFi メニューが表示されるまでメニューボタン(三本のライン)を押します。
次に、ネットワークモードメニューが表示されるまでストリームボタン(円)を押します。Wifi:Client と表示されている場合は、ストリームボタンを長押しして、アクセスポイントに切り替えます。
モバイルデバイスを使用して、アクセスポイントから Serv 4K の WiFi ネットワークに接続します。接続したら、Teradek Serv アプリを使用して Serv 4K に接続します
Teradek Serv アプリで Serv 4K に接続したら、「設定」、「ネットワーク」の順にタップします。WiFi ネットワークに接続するには、「ワイヤレス」を選択します。UI を使用して WiFi モードを「クライアント」に変更し、このメニューのツールを使用して WiFi ネットワークに接続します。
WiFi ネットワークを見つけるか、その名前とパスワードを入力したら、「確認」をタップします。これにより、WiFi ネットワークに Serv 4K が接続され、モバイルデバイスが Serv 4K から切断されます。モバイルデバイスを WiFi ネットワークに切り替えて、設定を続行します。
モバイルデバイスのブラウザーまたは WiFi ネットワークに接続されているコンピューターで、Serv 4K の IP アドレスを入力して WebUI にアクセスします。Serv 4K の IP アドレスは、デバイスの前面にある WiFi メニューにあります。
次に、Serv 4K でいくつかの設定を行います。
録画設定メニューで、次の設定を確認してください。
録画 | 有効 |
形式 | MP4 |
自動録画 | カメライベント中 |
カメラ SDI メタデータ | カメラシステムに一致するように設定する必要があります |
タイムコード | オン |
ビデオ設定メニューで、次の設定を確認してください。
ビデオ入力 | 自動 |
コーデック | HEVC |
解像度 | 自動 |
ビットレート | 5000* |
フレームレートの選択 | 自動 |
KFI モード | キーフレーム間隔 |
キーフレーム間隔 | 1 |
測色 | BT.709 |
詳細設定パネルを展開し、次の設定を構成します。
ビット深度 | 10 ビット** |
ビットレート制御方法 | 固定ビットレート |
クロマサブサンプリング | 4:2:0 |
「Audio Settings」で、お使いのオーディオ設定(Embedded、Analog、Mix)に一致するようにオーディオ入力を設定します。
以下の手順に従って、Serv 4K を Frame.io に接続します。
まず、Frame.io の「C2C Connections」タブまたは Frame.io iOS アプリのプロンプトに従います。
Cloud Services/Frame.io/Link Device の下の Serv 4K の WebUI で Serv 4K のペアリングコードを生成します。
最後に、Serv 4K が Frame.io に接続されたら、「Frame.io と同期」に切り替えて録画メニューでアップロードを有効にします。
*品質とアップロードパフォーマンスのバランスを最適化するために、ここから開始することをお勧めします。必要に応じてこれを調整できます。
**NLE で 10 ビットをデコードするのが難しい場合があります。その場合は、8 ビットに設定してください。
Serv 4K の WebUI を使用して、さらに詳細に設定できます。同じローカルネットワークに接続されているコンピューターまたはモバイルデバイスのブラウザーに Serv 4K の IP アドレスを入力して、WebUI にアクセスします。クイック設定(エンコード設定など)は、Teradek Serv アプリで利用できます。